日本でも有名なドイツの音楽と言えばネーナとジンギスカンくらいでしょうか??
私はそのくらいしか知りませんでした・・・が、夫の影響で過去に世界的なヒットを飛ばしたドイツ発のアーティストを知りました。
ボニーMとミリ・ヴァニリというグループで、どちらもプロデューサーはフランク・ファリアンです。
(ドイツ発とはいえ両方とも歌は英語だし外国人メンバーがほとんど)
ボニーMは特に70年代の後半日本でもかなり人気があったようです!
非常にインパクトがあるけど、それもそのはず彼らはプロデューサーのファリアンからビジュアルで選ばれているから・・・。
ヒット曲のラスプーチン
この踊っている男性、ボビー・ファレルは基本的に口パク(ライブで歌うこともあった)で、歌っているのは実はプロデューサーのファリアン本人です。
メロディもトルコのフォークソングから拾ってきたそうで、オリジナルを一度聞いたことがあるのですがそっくりというかサビは同じでした(笑)
女性のボーカルは本当に歌っているそうです。
この曲↓は私のお気に入り♪
これもジャマイカのアーティストの曲のカバーらしい。
ファリアンは曲をアレンジすることとイメージ戦略においては天才だったんですね。
しかしミリ・ヴァニリでは大きなスキャンダルを起こしてしまいます。
メンバーの2人と音楽ビデオがすごくかっこいいのですが、やっぱり歌ってません(・_・;)
ファリアンはまず歌手を見つけたのですが、見た目がイケていなかったのでこの2人を表に立たせることにしたのです。
↑の曲はアメリカでも大ヒットしグラミーまで受賞。でもそのあとに口パクがバレてグラミーは剥奪されCDは廃版になってしまいました。
2人は音楽界から追放されるかたちに・・・
その後はなんと実際に歌っていた影武者が「リアルミリヴァニリ」としてデビュー!
更にその後口パクだった2人も再デビューし今度は自分で歌ったのですが、残念ながらあまり成功しなかったんですね
そして解散・・・
でもしばらくした後再結成の話が出て、復帰する直前にメンバーの1人、ロブ・ピラトゥスがドラッグの過剰摂取で亡くなってしまいました。
悲しい・・・
↓は残されたファブリス・モーヴァンが2018年に歌ったステージです。
全然下手じゃない・・・!(・_・;)
裏で歌っていた影武者ほどではないかもしれないけど、歌えるんじゃないか・・。
口パクなのにどんどんスターダムに駆け上がっていって、その後どん底に落とされた彼らの気持ちを考えるとなんだか辛いです。
でも近年にはロブとオリジナルの歌手で一緒に出演したりしていて、わだかまりが解けたのかよくわからないけど彼らタフだな・・・(・_・;)
というわけで、知る人ぞ知るドイツの名パクリアーティスト!?についてでした!
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