Keikoのデュッセルログ

すっかり日本人化したドイツ人夫と大都会東京からデュッセルドルフへ移住しました。初心者レベルのドイツ語でドイツ生活スタート! 日々のドイツ観察や趣味の旅行について綴ります。

2019年11月


東京にいながらデュッセルドルフ中のアパート を探したので、直接周辺を見に行くことができず、インターネットの英語の掲示板などを頼りにどこがどんなエリアで人気があるのかを調べまくっていました。
ドイツに来てから1か月がたち中心部の主なエリアには少しずつ足を踏み入れたので、それも踏まえて簡単にまとめてみました。



Oberkassel & Niederkassek

日本人学校があり日本人が多く住む中心部から見て川の向こう側のエリアです。ヨーロッパらしい建築のきれいな建物が続きますが、裕福な人が多くデュッセルドルフの中でも特に家賃が高いです。

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旧市街のライン川沿い歩道からは対岸のOberkassel地区が見えます。


Pempelfort (Nordstraße)

もともと住みたいエリア第一希望でした。Nordstraßeを中心に広がるエリアで、ドイツのチェーンスーパー、ドラッグストアが一通り揃う上、個人商店やカフェ、雑貨が集まる少しおしゃれなエリアです。
街の中心部からのアクセスも良く、路面電車で2、3駅なので本当に住みやすそうです。
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左にあるのは書店大手のMayersche
おいしいパン屋やお茶屋さんもあります。


Derendorf

Pempelfortの北に位置します。Pempelfortほどお店はありませんが、人気のレストランが点在し、大型スーパーのKauflandがあります。南にはPempelfort、西にはGolzheimがあり治安も良いのでとても人気のエリアです。


Golzheim

こちらもヨーロッパらしい重厚な建築が並ぶ、富裕層が多いエリアです。
ライン川沿いに位置しており周りには公園もあり美しいエリアです。

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Rheinpark Golzheim


Bilk

Bilkは中心部の南側にあり、大学が近いため学生も多く住んでいます。
この辺りもレストランや商店が点在し住みやすそうです。
またBilkにはデュッセルドルフでは希少な庶民向けショッピングモールのArcadenがあります。
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Düsseltal

PempelfordとDerendorfの東に位置するエリアです。Zooparkという大きな公園があり、街中も緑が多くきれいなエリアです。スーパーやパン屋もある程度そろっているように見えます。


Flingern Nord

Düsseltalの南にあり、昔はガラの悪いイメージが強かったそうですが、今ではおしゃれな店や個性的なレストランが増え人気になりました。


・・・反対に人気のないエリアはFlingern süd、Eller、Oberbilk、デュッセルドルフ中央駅周辺あたりでしょうか。
ただこれらのエリアでも頻繁に事件があるわけではありませんし、デュッセルドルフを歩いていて危険だと感じることはほとんどありません。もちろんどこにいても油断は禁物ですが、住み始めて1か月たちとても住みやすいと感じています。





前回の続き・・・

人気エリアの物件は更に競争率が高い!

はじめはあまりデュッセルドルフのエリアをよく知らないまま物件探しをしていましたが、最初に問い合わせをした後友人に見学してもらったOberblkエリアの物件ではすぐにオファーをもらえたのです。
しかしよくよく現地のウェブ掲示板を見ていくと、あまり治安が良くないという情報がいくつか出てきました。Oberbilkエリアには''Maghreb-Viertel''(北アフリカ街)と呼ばれる一角があり、不法滞在や犯罪の温床になっているとか。
実際先々週に自転車でOberbilkを通り抜けた時も、大通りにあるクラブに警察の集団が突撃していたり、その少し北のFlingern-Südでは若者たちの蹴りあいの喧嘩に警察が駆けつけていたりして騒々しかったです。

自分の身に実際に何か起こることは稀だとは言え、この雰囲気の中女性一人で歩くのはやっぱり不安です。
移民難民の人たちとも仲良くなればいいじゃん!とはじめは思ったのですが、彼らの中にもドイツ社会に順応できる人とできない人が当然おり、順応できなかった人は長年住んでもドイツ語が全く話せなかったり、不法就労をしているようなのでそんなに単純ではないですね

その後デュッセルドルフでも中心部で比較的治安のよいエリアの物件を片っ端から探したのですがあまりにも応募者が多すぎるので諦め、結局町の北のほうの移民が多いけれども割と落ち着いているエリアに住んでいます。あまり警察もいないですし、人情のあるトルコスーパーが多く住みやすいです。そこまで人気がないエリアとはいえ下の階に住んでいる若いドイツ人はこのアパートに入居できるまで3年間探したと言っていたので、もうしばらくは今の家で十分かなと思っています



50平米は一人暮らし専用!?

私たち夫婦は東京杉並区で40平米のアパートに住んでいたので、今度は50平米くらいあるといいかなと思っていました。しかし現地のドイツ人の友人たちは「2人だったら70平米か80平米はないと!」と言うのです。最初はまじめに捉えていませんでしたが(笑)実際物件を探し始めると45平米~55平米くらいの物件にはよく『一人暮らしの方専用』と書かれており、また応募をしてみても「こんな狭いところだとどうせすぐ退去されるから二人はダメ」と断られてしまいました。

結局今は60平米(寝室・キッチン・風呂・リビング)の部屋に住んでいますが、ただでさえだだっ広いリビングの半分を前の住人が置いていったソファが占めており、スペースに対する感覚の違いを感じます。



家具などの買い取りは前のテナントと直接交渉?

すべてのケースには当てはまらないかもしれませんが、もし前の住人から何かを引き取る、もしくは買い取る場合は、不動産屋を通さず直接交渉することが多いようです。私たちの前のテナントは婚約者(今は奥さん)の家に引っ越したものの会社はまだこのアパートの近くにあるので、今でもたまに戻ってきて、暖房の使い方や食洗器の使い方を教えてくれました。そしてちゃっかりうちの駐車場をまだ使っています(笑)。安いし今はまだ車がないのでいいんですけどね・・・。
彼らの結婚式にも誘われたのですが、残念ながら体調が悪くていけませんでした。旦那が書類の印刷が必要になったときはまた彼にインターネットカフェの場所を教えてもらったりしていて、日本ではなかなか会うことのない前のテナントとの交流があるのは面白いですね!


以上が今思いついたアパート探しでびっくりしたことでした!

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